天使の囀り

著者 :
  • KADOKAWA (1998年7月1日発売)
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本棚登録 : 1348
感想 : 224
4

「新世界より」、「黒い家」に続いて3作目の貴志祐介作品。
貴志さんは虫が好きなのかな?どの作品にも虫がよく登場し、虫を使って恐怖や生理的嫌悪感を掻き立てるのが上手いと思った。
よって、虫を嫌う人には貴志さんはやめておけ!と言うかもしれない(-_-;)
この作品を書くにあたり、かなり取材や勉強をされたのかなと感じた。医学、生物学のみならず、文化人類学、神話まで巧妙に組み込まれている。
元凶として描かれる線虫は作者の創造なんだろうけど、「これがもし実在したら…」と想像して恐怖におののく。文章にそう思わせる説得力がある。
お風呂場のシーン、怖い!!風呂場を開ける直前のシーンからもう怖い!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2022年1月13日
読了日 : 2022年1月11日
本棚登録日 : 2022年1月10日

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