アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

  • KADOKAWA (1997年2月21日発売)
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本棚登録 : 18296
感想 : 1915
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読書仲間から勧められた一冊。
先週、寝る前に静かな夜空を眺めながら少しずつ読んだ。

アルケミストとは「錬金術師」のこと。ただ、この本においては、物質を変えるというよりも、物事の捉え方・考え方を変えるという解釈をした。成長マインドセットに切り替わって、信念に基づいて突き進めば、鉛色の人生も黄金になるということか。

「自分がどうなりたいかよりも、他人からどう思われるかが、いつの間にか重要になっている」
「前兆を感じ希望に向かって進めば、全宇宙が支援してくれる」
などなど、ハッとさせられる言葉が沢山出てきた。

また、主人公が太陽や風と直接対話して奇蹟を起こす描写があったが、今この瞬間に意識を集中して、全宇宙を感じつつ、マインドフルネスな状態になっているのだと思う。ニーチェの「超人」とか、茶道や座禅とも通じるイメージではないかと勝手に思い込んでいる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月30日
読了日 : 2022年3月27日
本棚登録日 : 2022年3月30日

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