きみはポラリス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年2月26日発売)
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本棚登録 : 22248
感想 : 1720
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三浦しをんさんは、これまで読んだことが無かったが、先日、読書仲間に紹介されて購入。

11の短編集による、恋愛疑似体験フルコースである。
11のストーリーを読んで、これだけ沢山の恋愛バリエーションがあることを知った。どのストーリーも独特で、予想の斜め上を行く驚きと感動があった。

ちなみに私は「骨片」「冬の一等星」がお気に入りである。誰だって、心に秘めた思いを長年持ち続けているのだろう。

そして、自分の経験が決して恥ずかしいものではないことを悟った。これまで「甘酸っぱい、イタイ」として見向きしなかった思い出に対して、しっかりと向き合って良いんだと、清々しい気分になることができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月19日
読了日 : 2022年2月19日
本棚登録日 : 2022年2月13日

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コメント 2件

workmaさんのコメント
2022/02/20

シントラさん
ご自分の経験が、読書によって清々しい気分になれるなんて…とよい読者体験をされたのですね…
それこそ、読書の「醍醐味」ですねぇd=(^o^)=b

Sintolaさんのコメント
2022/02/20

workmaさん コメントありがとうございます。
疑似体験と自分自身の追体験、両方味わうことができ、大満足でした。

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