漫画といいながら、当時の歴史的背景が伺えて興味深い
登場人物などモデルがあってないようなものだと筆者もおっしゃっているので、そのまま鵜呑みにはしないが、明治維新を成し遂げ、新しい時代がきても、結局は権力者中心の世の中であったことや、新しい時代に受け入れられずに行き場を失った武士たちのやり場のない憤りなどが伝わってくる
まさに混沌とした時代であったことが窺われる
「四民平等とぬかしときながら、欲に溺れてめえらだけでふんぞり返る。偽りの新時代をでっち上げて満足してる維新志士が言うんじゃねェ!!」
「確かに形だけの維新は十年前 成立し、新時代明治となった。だが本当に幸せを必要とする人々は未だ弱者が虐げられる古い時代の中にいる。だから、拙者は及ばずながら、そう言う人たちの力になるべく逆刃刀を振るっている」
人斬り抜刀斎が斬り殺した人達の償いとして、絶対に人を殺さない逆刃刀となったわけである
台詞の一つ一つがカッコいい
この剣心の言葉がイカサマでないか、相良左之助は、背中の『悪』の字を下ろし、斬馬刀を捨て、剣心についてくることになった
剣心の両脇に神谷薫と明神弥彦、相良左之助、おもしろくなりそうだ
さらにおもしろいのは、毎巻出てくる曰く付きの刺客との対決。巻之二では、黒笠(鵜堂刃衛) この勝負の行方や如何に?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月5日
- 読了日 : 2020年5月4日
- 本棚登録日 : 2020年5月4日
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