いよいよインドへ
まずは、東海岸のカルカッタ、ブッダガヤ
ブッダガヤから足を伸ばしてアシュラム体験
そして、ネパールのカトマンズ
再度、インドへ入り、ヒンドゥー教の最大の聖地であるベナレスへと
まるで別世界、刺激的、度肝を抜かれる
満員の列車での席の取り合い 荷物台に荷物を載せて場所を確保し、そこによじ登り体を横たえる
宿舎やリキシャを利用するたびにインド人との値段交渉
蝿がぶんぶん飛び回りたかってくる食堂での食事
道のここかしこで、痩せ衰えた老人や子供がうずくまり横になり・・・
時には足を掴まれ
十歳にもならないような少女が自分を買ってくれないかと言い寄ってくる
厳しいカーストに縛られた人間扱いされない暮らし
ガンジス川での沐浴や死体を焼くシーン
インドとはうって変わった静けさのカトマンズではあるが、長雨に旅行者は来る日も来る日もハシシを吸い、次第に自分を壊していく
沢木さんが26歳の時の旅、今からおよそ50年前のことだ
目覚ましい経済発展を遂げているインドだが、今はどんな様子なのだろう
違った世界を見せてもらった、単に興味深いという言葉では片付けられない胸のモヤモヤ感が読んでいる間、終始付き纏っていた
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月24日
- 読了日 : 2021年11月24日
- 本棚登録日 : 2021年11月22日
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