旅は、デリーからパキスタンへ、そしてアフガニスタンへと続く
アフガニスタンの首都カブールへ向かうバス
アフガニスタンの風景は心に沁み入るようだったと著者は語る
とりわけ、ジャララバードからカブールまでの景観は、「絹の道」の中でも有数のものではないかと思えるほど美しいものだった
鋭く切り立った崖が、果てしない壁のように続く奇勝。
駱駝をひき連れた遊牧の民が落日を浴びながらゆったりと砂漠を横切っていく。・・・
うっとりとするような描写が続く
喜多郎の音楽に合わせて流れていくNHKの『シルクロード』の映像を思い浮かべながら読んでいったが、昨今のアフガニスタンの政情や人々の悲惨な暮らしぶりを合わせ考えると複雑な気持ちになった
さらに、テヘランからイスファハンへと旅は続く
十何時間もかけてのバス移動。そんな中で乗客と奇妙な連帯感も生まれてくるのは旅ならではだろう
東南アジア各国の熱気、喧騒とは全く違った描写になる
イスファハンの静かな美しさ
「王のモスク」幾種類かの蒼のタイルを組み合わせ、砂漠の冷気ともいうべき冴え冴えとした雰囲気のドーム
思わずネットで検索した
世情も難しくなり、欧米とは違ってなかなか足を運べない土地であるからこそ、一度でいいから行ってみたいなと思った
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月26日
- 読了日 : 2021年11月26日
- 本棚登録日 : 2021年11月25日
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