あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー 単行本(ソフトカバー) – 2012/12/25

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年12月26日発売)
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生きているものは、必ずいつかは死ぬ
当たり前のことなのに、その実自分のこととしては受け止められていないのかもしれない

「いつ何があっても不思議じゃないこの世の中」などと会話の中でも言いながら、自分には必ず明日はやってくると思っている

しかし、この本は容赦なく『死』を突きつけてくる
今日が、人生の最後の日だと思って生きることによって
いろんなことが変わってくると

死は決して不幸なことではない
生きていることが奇跡なんだと

カミサマは、命を完全燃焼させるためのスイッチとして、『死』を発明し、命を最大限に輝かせるために『死』(締切日)を創造したのだと

確かに、今日が最後の日だとしたら、
夫にかける言葉、仕事の仕方も、子供への接し方も何もかもが変わってくるだろう
不平不満を言っている暇なんてない
つまらないことに心を囚われている暇なんてない
全てのことに対して心を込めるようになるだろう
その積み重ねによって日々が輝き始めるに違いない

なかなか続けることは難しいかもしれないが、心に留めおきたい言葉だった

そして、一番ガシッと心を掴まれた言葉
「大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。
それ以上の幸福ってありますか?」

本当にそうだ! 
そう思うと、自然に感謝の気持ちが湧いてくる

淡々と過ぎていく毎日こそが幸せなんだと
なんと有難いことなんだと
常日頃から思っていることではあるけれど、再確認した

折につけて出てくる多くの人の名言も含蓄があり、考えさせられた

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月21日
読了日 : 2021年5月21日
本棚登録日 : 2021年5月17日

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