高慢と偏見に比べると展開は淡々としており、より大人向きの内容。
ジェーンオースティン晩年の作品と聞いて納得。
9割5分は前置きで、最後のクライマックスも小さく華麗に締め括られています。
焦らされすぎたからか、手紙を読むところでは思わず鳥肌が立って涙が出ました。
人物の内心の細かい描写には「そういう考え方確かにするなあ」と思わせるものが多くあり、文化と時代のギャップを超えて共通する人間の心理を実感。
翻訳はやや読みにくい。イギリスらしい長ったらしい言い回しをそのまま訳した印象で、個人的にはもっと砕けた翻訳が好みです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月30日
- 読了日 : 2021年5月30日
- 本棚登録日 : 2021年5月30日
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