1996年の夏に出版され、もう15年ほど経つことになる。内容的には古い。参考にならない部分もある。けれど読み物として面白い。クーンツという人が頭の良い、強い心を持った人だということが分かる気がする。
文章作成の際の重要事項の一つに、余分なものを削ること、いわゆる【簡潔な文章を心がける】があると思うが、本作の中でもその項があり、人物のセリフが例文として載っている。ここが大変タメになる。ああ、ここをこう削るのかと、具体的に学べると思う。
巻末の読書ガイド、多くが既読であり、多くが未読だった。なにを読めばいいか分からない人のためには、素敵な道しるべだと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
学術書、評論文、学ぶための本。
- 感想投稿日 : 2011年9月2日
- 読了日 : 2010年月
- 本棚登録日 : 2011年9月2日
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