この映画で「納棺師」という職業を知った.死の後のことが身近になった気がする.
祖母が亡くなった時、ある葬儀屋にお願いしたのだけれど、この映画の影響の話をされていた.映画では納棺師が亡くなった人の「旅立ち」の準備をすべて一人で行っていることに違和感を覚えるのだそうだ.なぜなら、亡くなった人の旅立ちは本来、一番近くにいた家族がするべきものだから、というのがその理由.遺体に触りたくないという人も中にはいるだろうけど、私はその葬儀屋さんのことばに納得し、祖母の着替えを手伝った.
宗派によっても旅立ちの仕方はいろいろ.やり方は一つじゃない.おくりびと、は数多ある旅立ちの形の一つにすぎない.
でも、こういったことを身近にしたこの映画の功績は大きいと思う.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年12月21日
- 読了日 : 2013年8月18日
- 本棚登録日 : 2013年8月18日
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