鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年9月24日発売)
4.08
  • (839)
  • (889)
  • (498)
  • (61)
  • (11)
本棚登録 : 7225
感想 : 751
5

結末までヴァンのように走り抜けるように読んだ。
人が自然に加わることで変わっていく生態系。そこで生きていくことのむずかしさ。人の傲慢、人の愛しさ。
ヴァンが最後に選んだことが正しいのかは、私にはわからない。けれどユナとサエの存在が彼に救いの光を与えてくれる。ホッサルはこれからも、自分のやり方で道を進んでいくのだろうと思う。
これは誰が何と言おうと希望の物語だ!
だって、ヴァンにはユナとサエがいる。だから、ユナの一言に笑いながら大丈夫なんだ、そう思った瞬間に涙がこぼれて止まらなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月26日
読了日 : 2014年9月26日
本棚登録日 : 2014年9月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする