戴天

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年5月10日発売)
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本棚登録 : 142
感想 : 21
5

 『震雷の人』と表裏一体になっている作品です。
 これは絶対に揃えて読むと感動の度合いが違ってきます。

 安史の乱(安禄山の乱)と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、この作品では宮廷に近い人々が愚帝になってしまった玄宗や楊貴妃、そして、彼らに仕える宦官たちからの横暴に立ち向かっていく様子を描いています。

 しかし、凄い作家さんです。こんなスケールの大きい作品はそう多くは巡り合うことはできませんから。

 これから、どんな作品を描いていくのか楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 操觚の会
感想投稿日 : 2022年6月21日
読了日 : 2022年6月21日
本棚登録日 : 2022年5月3日

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