『講釈師、観てきたような嘘をつき』という言葉があるが、歴史上の人物でほとんど史料のない人物を描くのは至難の業だと思う。
この作品では若冲には妻がいたという設定と、妻の弟、そして腹違いの妹との関係を中心にして私生活がほとんどわからない伊藤若冲の人生を作品と照らし合わせながら描いている。
それは人それぞれの解釈で構わないと思うのだが、人によって作品を観る目が違うのだと驚いた。
私にとって彼の作品は、そのどれもが生きる喜びに満ちているものだからである。
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- 感想投稿日 : 2017年6月11日
- 読了日 : 2017年6月11日
- 本棚登録日 : 2017年4月1日
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