目を伏せたくなる事実に目を伏せられずにいました。あの夜からずっと。きっとそれは一生。いつでも過去は他人が詮索し突き止め、現在を未来を塗り潰していきました。
死ぬまで許さない。
君に許されようとは思わない。
幸せにはならない、不幸でいる為に、私達は一緒にいるの。
汗と埃の混じった匂いを洗い流すかのような渓流に青い月が浮かんでいました。人は生き伸びる為には自分を犯した人間でも一緒に暮らせるのでしょうか。最後まで許さない、だから...。
だから、私には二人の間にある形が違ったものに見えた時、人間の美しさと醜さを同時に見せられた気がし、許せなく感じました。
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- 感想投稿日 : 2018年4月9日
- 読了日 : 2018年4月9日
- 本棚登録日 : 2018年4月9日
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