本書を読み、世界の色々な宗教の基礎的事項を理解できるのはもちろんですが、それ以上に得られることがあると思います。
それは、日本人=無宗教ということに誇りが持てるようになるということ。最後の章で養老さんが仰ってますが、無主教の「無」は諸行無常の「無」であり、無意識の「無」であると。
生活の中に宗教が溶け込んでおり、意識せずとも宗教が身近にあるのが日本であると。
そして1つの宗教のみならず、神仏すべてに対して畏怖の念を持つが故に、宗教的な対立は起こらないと。
宗教先進国としての日本がより感じ取れる1冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2015年1月13日
- 読了日 : 2015年1月13日
- 本棚登録日 : 2015年1月13日
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