冷静と情熱のあいだ Blu (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2001年9月20日発売)
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本棚登録 : 10104
感想 : 963
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図書館の『LOVE』特集に並んでいて「そういえばこれ、あんなに流行ったのに読んでない…」と手に取った本。
…あああああ。
なぜに『青』から読んじゃったんだ、私(>_<)。
これは交互に読むべきだった(>_<)!
読む順番を間違えたとはいえ、とても素敵なストーリーでした。
風景の描写にイメージが湧きます。
小田急沿線に住んでる私は感情移入もしやすくそこも良かった。
冷静な順生の時折見せる激しさやくすぶった情熱。
昔の恋人と今の恋人、そして師匠への愛情に揺れる心情。
なかなかオトナなラブストーリーでしっとりしました。

江國香織さんの方が早くラストを書き上げ、辻仁成さんに「このまま終わらせないで」と頼んだ…という経過をがあったそうで…。
こういう手法の小説は楽しいね(^^)。
交互に連載したのに、出版はそれぞれが…というところがまた良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛小説
感想投稿日 : 2018年8月29日
読了日 : 2018年8月29日
本棚登録日 : 2018年8月29日

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