『人類は衰退しました』第9巻、本編の最終巻。
『妖精さんたちの、ちきゅう'』
月へ向かった往還シャトルとの連絡が途絶えたことを受け、参加していた祖父の親族である"わたし"に届いた訃報。「祖父はまだ生きているはず」と、"わたし"は妖精さんの力を借りて月へ行くことを決意。その道程で知ることとなる、人類と妖精さんの歴史―――。
ようやく明かされる、人類の衰退と妖精さん台頭の歴史と、この世界の真相。決まり文句として毎巻、裏表紙に書かれている「わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。」という一文。作品紹介として当然のように書かれているのだが、本編を読み進めてもどうにも違和感が拭えなかった・・・が、本書完結編でばっちり氷解!なるほどなー!いやー、ロミオらしいSF設定だった!
次巻以降は後日談のSS集になるのかな?あと少し、「人退」の緩くてハードな世界に浸らせてもらおう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2024年3月24日
- 読了日 : 2024年3月24日
- 本棚登録日 : 2024年2月20日
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