「キャズム」からは、かなり影響受けました。
ハイテクのマーケティングやってる方は必読ではないかと思われます。
読み終わってから、消化するまで相当時間かかりました。
最初は洋書「Crossing The Chasm」で購入したんですが、
電車で読むとすぐに眠くなるので、断念して和書を購入しました。
===メモ===
・キャズムは、少数のビジョナリーで構成される初期市場から、
多数の実利主義者で構成されるメインストリーム市場の間の深い谷。
・テクノロジーライフサイクルのどの段階にあたるのかを見極め、
その段階における顧客の購買心理をよく理解し、
最適なマーケティング戦略を展開すること。
・初期市場の創造に欠かせない3つの要素は、
斬新なテクノロジー、それを検証するテクノロジー・マニア、
それを使って現在の業務にブレイクスルーをもたらそうとする、
資金力のあるビジョナリー。
・メインストリームでの競争とは、複数の製品と比較検討すること。
* 競争相手の存在は不可欠。
* 自ら競争を作り出す必要性に迫られる。
* 製品の良否でなく、売れているかどうか。
* マーケットシェア、パートナーや提携企業の数と質
・キャズムを超えようとするときには
* ホールプロダクトを提供する
* 口コミの効果
* マーケットにおけるリーダーシップ
・ハイリスク・ローデータ環境での意思決定
* これから入っていくマーケットでイノベーションに関わる製品について
知っているものは誰もいない。
* 最大の過ちは、逃げ場あるいは安心材料を求めて
数値情報に頼ろうとすることだ。
* 判断材料が少ないと言う事実を受け入れること。
・シナリオの検証
* ターゲットカスタマー
* 購入の必然性
* ホールプロダクト
* 競争相手
* パートナーと提携企業
* 販売チャネル
* 価格設定
* 企業のポジショニング
* 次なるターゲットカスタマー
・ホールプロダクト
* コアプロダクト
* 期待プロダクト(最低限の目的)
* 拡張プロダクト(最大限の目的)
* 理想プロダクト
・ポジショニング
* 企業あるいは製品に対して抱いている観念。
* ポジショニングの変更は受け入れがたい。
・製品を売りやすくするのではなく、買いやすくする。
・ポジショニングのプロセスは、
ターゲットマーケットにおいて、マーケットリーダー
としての地位を確立しているというベンダーのメッセージを
2つのセンテンスに要約する
・メッセージの作成
* [現在市場に流通している代替手段]で問題を抱えている
* [ターゲットカスタマー]向けの
* [製品カテゴリ]の製品であり、
* [製品で解決できること]することができる
* そして、[対抗製品]とは違って
* この製品には、[ホールプロダクトの主機能]が備わっている
- 感想投稿日 : 2011年2月6日
- 読了日 : 2012年3月13日
- 本棚登録日 : 2011年2月6日
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