面白かった。が、少し散逸した印象も受ける。前半は、主人公の成田哲夫が小学校を卒業していくまで。後半は、新しい中学で一から始まる生活を描く。
哲夫の独白が面白く、ちょっとボーっとしたキャラが憎めない。
仲良し三人組のひっしゃん、こったんと離れ離れになってしまう悲しさ。お互いに変わっていくこと。新しい学校での自分の立ち位置。初めて知り合いになった女の子のこと。(といって別に甘い展開ではない。)
中学生活の最初の描写は、自分の中学や高校の頃を思い出し、分かる分かると思いながらなぞった。
席順で名前を覚え、顔と名前を覚えた人に○をつけていくところなど面白い。
後藤君がとても気になっているけれど、そのうち友だちになれるのかな。
なんだかんだ、クラスでそこそこ目立っているくせに、結局初級編では友だちは一人も出来ていないところがウケた。出来んのかい!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小学校高学年
- 感想投稿日 : 2019年1月21日
- 読了日 : 2019年1月17日
- 本棚登録日 : 2019年1月17日
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