出家とその弟子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1949年11月14日発売)
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本棚登録 : 302
感想 : 47
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京都の西本願寺で坊さんの話を聞く機会があり、そこで親鸞に興味を持ったので、本書を読んでみた。読みやすいしストーリーもおもしろかった。青年の悩みどうこうよりも、親鸞のセリフに説得力があって終始引きつけられた。唯円を責める僧侶たちをなだめるシーンも良かったし、唯円に言い聞かせるシーンもさらに良かった。一貫性のある魅力的な教えだと思う。「みな助かっているのじゃ」
 
前半に「淋しい」がキーワードとして多用されてたけど後半ぱったり無くなってしまったのはもったいなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月18日
読了日 : 2018年2月4日
本棚登録日 : 2018年1月20日

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