ジウ 3 (中公文庫 ほ 17-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年2月1日発売)
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感想 : 408
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圧巻の3部作。読み終えちゃいました。クライマックスは手に汗握って読み進めました。基子に美咲の言葉が届いて良かった。ジウを思い涙し、利憲くんに、その思いを伝える美咲も素晴らしかった。美咲を助けにいく東刑事もかっこよかったな。基子率いる、SATのメンバーがミヤジと通じているとわかった場面鳥肌だったな。血なまぐさいシーンも多いけど、日常のふとした瞬間を、ときに、ふいっと入れてくるあたりが物語にきらりと光りを与えてくれました。美咲が東と一緒に食事をするシーンとか(同じものを食べるというのは良いものだ)美咲が東に付き添わせて(勤務中に)パンプスを買い換えるシーン、そして事件の終わり、終盤で美咲を救った東がそのパンプスを見て一緒に買いに行ったことを、想い出すシーン。数え切れない程細かに記憶に残る場面が多く、しばらく余韻に浸っちゃいそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 誉田哲也
感想投稿日 : 2019年2月7日
読了日 : 2019年2月7日
本棚登録日 : 2019年2月7日

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