60代、70代、80代の理想の自分を具体的に描いて突っ走ってきた金子さんが、41歳という若さで亡くなる無念さと、一人残すことになる妻への配慮、亡くなる前日まで雑誌の電話取材を受けていたほどの仕事に対する姿勢。涙なしには読めない本でした。「地域医療が抱える問題を放置して死ぬことはできない」という、この本に込められた金子さんの思いが、無駄にならないことを願います。病気を周囲に隠しながら仕事を続け、ネット上で心無い書き込みを見た時のエピソードや、最後まで献身的に支えた奥さんや医療関係者の方々の姿は、誰もが知るべき事実だと思います。ご冥福をお祈りします。
読書状況:読み終わった
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本
- 感想投稿日 : 2014年5月22日
- 読了日 : 2014年5月21日
- 本棚登録日 : 2014年5月20日
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