高校生の小嶋十希、画家である工藤旭。
十希は、亡くなった父の手紙を届ける為に、旭の家へと向かう。
父が恋した旭。
父を遠ざけた旭。
その旭のことを十希も好きになってしまう。
願うのと諦めるのは同じだった。
同性を好きになった経験のある人なら共感しかしない一文で、この物語の中で十希が感じてる嬉しさや苦しさや切なさも全部共感しかなかった。
子孫が残せないから。
そんな倫理観だけじゃ、気持ちは止められない。
「ときのたつ」
十希の達つ。
帰って来る場所がここなら良いなって、意味を聞いて、なんて良いタイトルなんだと思いました。
アキと美里が仲良さそうで良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
朝丘戻。
- 感想投稿日 : 2020年2月5日
- 読了日 : 2020年2月5日
- 本棚登録日 : 2012年12月7日
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