月と詐欺師

著者 :
  • 講談社 (2010年10月22日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 21
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戦前の大阪・京都を舞台に、家族の復讐を誓う青年が、詐欺団と共に財閥の頭首を嵌める物語。
序章の重い雰囲気から一転して軽いノリの詐欺劇へと移っていくところが面白い。
時代背景やその時代の生活様式に関する知識の広さや、ユーモアのセンス、トリック作りの巧みさなど、著者の器用さが際立つ作品だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Nobel
感想投稿日 : -
読了日 : 2011年9月5日
本棚登録日 : -

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