戦前の大阪・京都を舞台に、家族の復讐を誓う青年が、詐欺団と共に財閥の頭首を嵌める物語。
序章の重い雰囲気から一転して軽いノリの詐欺劇へと移っていくところが面白い。
時代背景やその時代の生活様式に関する知識の広さや、ユーモアのセンス、トリック作りの巧みさなど、著者の器用さが際立つ作品だと思う。
読書状況:読み終わった
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Nobel
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- 読了日 : 2011年9月5日
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