友人に勧められて購入。
初めて読む作家さんだった。
作者が闘病生活の中で作品を書き、その後亡くなっていることを聞いていたせいかもしれないが、文章に隙がなく、キリキリに巻かれたネジのように、自らの命を削って描いている印象を受けた。
近未来、私たちも本作に描かれているように、全てを管理された生活になるような気がしないでもない。
管理された健康で生きていくことは幸せなのか?
疑問を持つことは罪なのか?
考えさせられる。
セットのようになっているらしい「虐殺器官」も読んでみようと思っている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読んだ小説
- 感想投稿日 : 2020年11月23日
- 読了日 : 2020年11月23日
- 本棚登録日 : 2020年8月31日
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