随分前に録画したまま忘れていて、数年寝かせてようやく観た。
太平洋戦争で使用されたゼロ戦を作った、実在の人物をモデルとして制作された映画らしい。
ジブリらしさはないけれど、宮崎駿さんがこの作品を作りたかった理由は分かる気がする。
派手な展開は一切ない。
だが、昭和初期、関東大震災や太平洋戦争をを生き抜いた彼らの姿を「今」に残したかったのでは?と私は考える。
「時代」を残したかったのではないかな。
あの時代は、男には何より仕事が優先で、女は男の後ろを歩くもの。あの時代だから、結核のような病気で2人が別れるなんてことにもなり…。
今なら考えられない生活だと思う。
記録映画的印象を受けるけれど、なんだかじわじわと涙腺にくる。
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- 感想投稿日 : 2019年11月30日
- 読了日 : 2019年11月29日
- 本棚登録日 : 2019年11月29日
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