バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2016年12月22日発売)
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感想 : 55
4

ルッジェリさん。イケメンで金持ちで社会的地位があるなんて、韓国ドラマの財閥かガウドウネしかいないでしょって穿った見方で読み進めていたらやっぱりか笑
表紙のTHORES柴本さんのイラスト、カッコ良すぎでしょ。
と、途中の仮面舞踏会で平賀をダンスに誘った女子がジュリアさんだったらウケると思ってたらまさかのこちらも予想的中してしまった。流石にマジシャンもジュリアさんとは思わなかったけど。
でも危なかった。お姉さんの言葉に乗せられて平賀もドレス着てたらジュリアさんとダンス出来ないところだった。って、登場人物の中に女装して違和感ない人物が二人もいるってどういうことよ。
ロベルトも数年休みを取ってないとか可哀想すぎる。バチカンブラック企業・・?
折角サウロさんが1週間休みをくれたのに。。
と、メインのストーリーとしては海に現れた十字架の奇跡調査と船内で起こる殺人事件の調査の平行で進むのだが、十字架の奇跡は前回同様ローレンの助けによって解明。殺人事件の方はあんまり後味良くない感じで解決。ハイチって南国リゾート的なイメージしかなかったけど、国の歴史としては結構凄惨な歴史だったんだなぁ。
私の大好きなシン博士は今回も健在。
「休暇中の定期連絡は不要です。」
「私のプライバシーに干渉しないでください。」
「十字架の最下部にロケット噴射口がついていたかもしれませんね!」
もう、最高でした。
平賀はその後死体の写真を博士に送りつける訳だけれども、案の定返信が来ない。
絶対「ヒィッ」ってなってびっくりして返信がかけない状態だったんだと思う。
そんなにシン博士をいじめないで。
最後はやっぱりジュリアさん登場。
ジュリアさんが上司的な感じかと思いきや、ルッジェリさんが上司側だった。
うーん、第13弾も楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: バチカン奇跡調査官シリーズ
感想投稿日 : 2022年12月17日
読了日 : 2022年12月17日
本棚登録日 : 2022年7月1日

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