久々にこういう人間ドラマ的な漫画でいい作品を読んだ。
いい意味でオタクっぽいけど悪い意味でオタクっぽくないバランスの良さとユーモアのセンス(これ私的にすごく重要)は作者の漫画家としての才能だろう。
主人公・零という人間の芯にある弱さ哀しさ生きづらさがきちんと考察されて丹念に描かれているあたりが、全体に現実感と重みを与えていて読み応えがある。それでいて零をとりまく人たちのキャラクターが魅力的で、重くなりすぎないバランスの良さも併せ持っている。次巻に期待が持てる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月2日
- 読了日 : 2021年12月16日
- 本棚登録日 : 2021年12月16日
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