何が、女性が社会で活躍する機会を阻害しているのかを知りたくて読んだ。単に男性が問題であるという話ではなく、社会に存在する「女性はこうあるべき」という固定観念が問題とのこと。
さらに、この固定観念は当人も持ち、無意識にでも女性らしく振る舞ってしまう。例えば、同じ能力を持っていても男女では自信の持ち方が異なる。これは、「女性が自分の能力を主張するのははしたない」と考えてしまっているから。
また、子育ては依然として女性の役割であるという固定観念も、女性の活躍を阻害している。子どもができることを考え、母親になる何年も前から高い目標を目指さなくなる。子どもを持ちながら働く母親は、子どもを蔑ろにしていると感じてしまう。
これらの考えは気をつけようと思っていても、無意識に自分も持ってしまっているのだと思う。自分は偏見を持っていないと思考停止するのではなく、自分の考えが偏っていないか、自分にできることは何なのか考える必要があるのだと感じた。
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- 感想投稿日 : 2022年4月24日
- 読了日 : 2022年4月22日
- 本棚登録日 : 2022年4月22日
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