おじさん2人が語り合う少年時代の冒険譚…と言うにはあまりにも悲しい思い出の話。
様々な場面に違和感が散りばめられていて、ある程度展開を予想してしまう。
けれど、その違和感の正体が明らかになったときに感じたのは「なんだ予想通りかよ面白くないな」という落胆ではない。
「ああ、やっぱりそうだったんだ…つらいね…」という悲しみ。
うまく言えないけど、どんでん返しの爽快感を味わうのではなく悲しみに寄り添うためのお話だと思う。
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- 感想投稿日 : 2019年11月14日
- 読了日 : 2019年11月10日
- 本棚登録日 : 2019年11月10日
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