トミーさんの感想・レビュー

あと少し、もう少し (新潮文庫)

著者 : 瀬尾まいこ

• 新潮社 (2015年3月28日発売)

表題を見て「あと少しもう少し」
だいたいわかるし、絵を見てマラソンというのもわかるし
読まなくてもいいなぁなんて思ってたが

そこは瀬尾まいこにかかればこうなる。
やられた！
読書三昧、運動しない
この自分、根性ものもなぁなんて
そして中学生だしなぁ
パスする？なんて。

ごめんなさい。
やはりいい、構成
なんていっても優しいわ。、
最後はジンときて涙。
走りたくなる「単純」走れないから。

始め全体の流れそしてそれぞれ
1区、2区、3区と4.5.6区と彼等の思いが伝わる
自分の気持ちを、相手の気持ちを思いやり、どうしても入賞して一緒に走りたいという気持ち

素人の自分は何も知らなかった！
やはり侮れない瀬尾まいこ！
もっと素直になんて今だったらわかる

この中に自分がいた。
環境ではなく構えた中学の時の自分がいた
それは明かさない。
すぐ読んでしまえる。
読んでよかった。

感想投稿日 : 2020年6月6日

読了日 : 2020年6月6日

本棚登録日 : 2020年5月28日