神去なあなあ日常

著者 :
  • 徳間書店 (2009年5月15日発売)
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本棚登録 : 5764
感想 : 1072
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三浦しをんのお仕事本

普段だったら知り得ない林業に携わる人々の物語
相変わらず、それぞれの登場人物が魅力的
山に対するほんの少しだけ知識を知った。

大体横浜から
コンビニもない、スマホは圏外になる
まして登ったこともない高い木の上の仕事
続くはずがない。

親目線で、つい見守ってしまう
優しく厳しい村人に囲まれて
仕事を一つ一つ覚えていく主人公に
気負うことなく
なあなあという方言がいい味を出している

のこというワンちゃんさえいい味を出している

三浦しをんしか書けない本だわ。

川を石で囲ってプールを作って子供用、大人用と
遊ぶところや

伐採した大木を町まで運ぶ命かけのシーンは
ハラハラした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月12日
読了日 : 2021年3月5日
本棚登録日 : 2020年1月15日

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