岩合さんの猫写真の回想録ですね。
50匹の猫が紹介されています。
今まで、たくさんの岩合さんの写真集を観てきましたから、どの猫も、岩合さんと同じように懐かしい友達みたいなものでした。
この本は、岩合さんのそんな猫写真の歴史と思い出話がしっかり読むことができます。
新書版の大きさなので、写真集としては小型なのですが、馴染みの猫たちなので問題ありません。エッセイに猫写真がついている豪華版と思えばいいのですから。
貴重なのは、岩合さんの最初に撮ったキイロとクロの写真とエッセイですね。いわば、岩合さんの猫写真の原点とも言える作品です。
この本を読んでますます岩合さんのファンにななりました。
あとがきに
『 今も昔も未来も、僕はネコたちと共に平和でいたいと考えています。ネコを撮影している僕が、口を開かなくても会話しているように見えるときは、ネコがこちらに話しかけてくれる、あたかも意思の疎通が図れたかのような一瞬を待っている時なのです。』
持ち歩きに便利なサイズなので、カバンに入れて時間潰しにももってこいです。ネコは連れて歩けませんが、これなら大丈夫。文字通り「ネコ歩き」になりますね!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2023年3月12日
- 読了日 : 2023年3月12日
- 本棚登録日 : 2023年3月12日
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