「悪童日記」三部作完結篇。前二作の背後にあった真実が明らかになる。
一応、双子がそれぞれどういうふうに生きてきたのか、前二作品の背景が明らかになっていくんだけれども、何が真実で、何が嘘なのかわからない。国境を越えるか否かの分岐点で分かれたひとりの人物とも読めるけれど、全て虚構であってもおかしくないと思った。
アゴタ・クリストフへのインタビュー記事もあり興味深い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月17日
- 読了日 : 2022年5月17日
- 本棚登録日 : 2022年5月17日
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