青い虚空 (文春文庫 テ 11-2)

  • 文藝春秋 (2002年11月8日発売)
3.77
  • (49)
  • (95)
  • (71)
  • (14)
  • (1)
本棚登録 : 689
感想 : 63
4

リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。

面白いはず、と絶対的な作者への信頼感がありながらも、
ハッカーの世界を扱ったこの作品は、かなり途中が苦しかった。
「一般人」の身としては、
コンピューターの話がどこで重要な要因となるかわからず、
わからない言葉に必死で食らいつかざるを得なかった。
もちろん素人にもわかるようにはしてあるのだが。

さらに言わせてもらえば、
偏見なのだとわかっていても、
一流のハッカーがお芝居が上手というのはしっくりこないし、
主人公の元妻の新しい恋人が「恋人」ではないのは、ばればれ。

いや、面白かったんだけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2019年6月28日
読了日 : 2019年6月24日
本棚登録日 : 2019年6月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする