15年前の小説なので皆さんご存知かと思いましたが、エピローグでおぉっ!と思ったので……。
一緒の高校で同じことをしていた友達が、大人になって「何かになった」ことが何だか不思議だなと思ったことがあるのですが、この本でそれを思い出しました。
進路選択する人にとって未来は怖いものですが、別に履歴書に空白期間ができても人生は終わらないし、逆に一見順調でもいつも上手くはいかないかもしれない。という考え方に、エピローグを読むと触れられるんじゃないでしょうか。
そしてエピローグが素晴らしいのは、主人公がここに辿りつくまでのことが、本編で語られているからだと思いました。
最初の1ページから着々とゴールに向かう小説ですね。
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- 感想投稿日 : 2015年10月3日
- 本棚登録日 : 2015年10月3日
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