永遠の出口 (集英社文庫(日本))

著者 :
  • 集英社 (2006年2月17日発売)
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本棚登録 : 6646
感想 : 643

15年前の小説なので皆さんご存知かと思いましたが、エピローグでおぉっ!と思ったので……。

一緒の高校で同じことをしていた友達が、大人になって「何かになった」ことが何だか不思議だなと思ったことがあるのですが、この本でそれを思い出しました。

進路選択する人にとって未来は怖いものですが、別に履歴書に空白期間ができても人生は終わらないし、逆に一見順調でもいつも上手くはいかないかもしれない。という考え方に、エピローグを読むと触れられるんじゃないでしょうか。
そしてエピローグが素晴らしいのは、主人公がここに辿りつくまでのことが、本編で語られているからだと思いました。
最初の1ページから着々とゴールに向かう小説ですね。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 9門
感想投稿日 : 2015年10月3日
本棚登録日 : 2015年10月3日

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