その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年5月24日発売)
3.12
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本棚登録 : 294
感想 : 54
3

ええっ、これで終わり!?なんで!?
そういえば、前作もそうだっけ……

思わせぶりに、主人公、お草さんの半生をちらりちらりと見せ、
最後の章で一気に核心に触れるのだけれど、
これが意外に肩透かしを食らわされる。
悪く言えば、書き手の思い込みに振り回されると言った方が良いかも。
読んでいて、疲れる。

今回は、全部のお話が連環している。
久美ちゃんをも引き付ける素敵な青年が登場。
この彼こそが本作の重要な役どころになるのだけれど……

あらら、これで終わりかい!?
これまでウルウルしてきた気持ち返してほしいッ!
ああ、叫びたい。
がっかり、がっかり~~~!

ついでに叫んじゃえっ!
前作に続き、ほのぼの系の表紙は、お草さんに合わないっ!
あまりに合わないので笑っちゃうほど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年6月27日
読了日 : 2012年6月27日
本棚登録日 : 2012年6月27日

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