「女人島」、「花嫁の死」、「女と契約」が特に面白かった。なかでも「女と契約」。ケヤキ姉妹やニンズというあり方があったことは初めて知った。すごく意外だったが、それはなぜかと言えばなんだか現代ととても通じる何かがあるように感じられたからで、ではそれは何かと言えば…なんでしょう。どんなに長い間離れていても心の繋がりは揺るがないような、”幼なじみ”の存在を求めているということなんだろうか。
女と犬の項など、それはどうなんだろうと思うところもありますが、『ヒメ』をさまざまなものと結びつけながら見ている。民俗学もおもしろいよなぁあ。自分がやるとしたら、何となく「お月さまいくつ」のような着目の仕方をするのではないだろうか。根拠は無い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2011年12月13日
- 読了日 : 2011年1月18日
- 本棚登録日 : 2011年12月13日
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