今の時代となってはBLという言葉も世間に出回り、同性愛もむしろ認める方向に動いているけど、中村明日美子さんが描くような『耽美』の中では『同性愛』まして『近親』は本当に死にも近い禁忌なのだと思う。それがあのラスト。
兄が弟を遠ざけたのは、近づいたら『禁忌』を犯して全てが崩壊してしまうことを自覚してたからなのだろう。
目隠しをすることで、『弟だとわかっていなかった』と言い聞かせ、弟と交わることへの罪悪感をなくす。
あのラストが耽美らしい、とはわかっていても、やはり別の幸せの形があったのではないか?と思ってしまう(……のはハピエンBLに浸かりすぎたせいだろう)
弟はこれからどうなるのか、
救われるのか
弟×甥という展開も美味しいのでは……と思うのは単に私が叔父甥好きだからですねすみません
次はどの中村明日美子作品を読もうか…
レビューを見るとダブルミンツがハピエンそうかな……
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2017年1月28日
- 読了日 : 2017年3月19日
- 本棚登録日 : 2017年1月28日
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