結界師 (13) (少年サンデーコミックス)

  • 小学館 (2006年9月15日発売)
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本棚登録 : 875
感想 : 17
5

黒芒楼編、ついに決着。

どっか他のマンガの熱血系主人公と違うとは思ってたけど、彼の特異性がだんだん出てきた回。
火黒の「周りとの違和感」の話に対して、「ねえよ」と言い切った良守。
なぜかこの答えが私にはぞくりとした。いくら小さい頃から結界師として修業してきたとはいえ、
よそとの違いも気にせず、妖を退治するため夜な夜な学校に通う生活を何の違和感もなく普通だと言えてしまう彼。
時音だったら、多少の違いを理解して、その上で使命感と誇りを掛けて受け入れてる感じがするんだけど、
良守の場合それとは少し違う気がする。

そして初めて出た良守だけの白絶界。
今回は姫の助力もあったにせよ、そのパワーの桁外れさに驚いた。しかも結界師が力を発揮する烏森でもないのに。
いろんな意味で彼の規格外さが出た一冊だった。
あとはつなぎの笑いネタと、次のエピの序章。
割と余韻を残さず次に行くなあ、この作者さんは。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2008年6月23日
本棚登録日 : 2008年6月23日

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