<第3巻あらすじ>
深刻な麦の不作に苦しむ第三国がマツリカたちの敵国にそそのかされて戦端を開こうとしていた。
方々を廻り、いかに戦争を回避するか悩むマツリカ。
そんな折、マツリカとキリヒト含む護衛一行が城に戻る最中、ちょうど祭りが開催されていた。
そこで人気だったのが傀儡師による人形劇で、マツリカもそれを楽しく観覧した。
そして劇が終了したその時、突如マツリカの利き腕である左手が一切動かなくなった。
指話が出来ずパニックになるマツリカ。それに気づいたキリヒトはマツリカの右手を握りマツリカを見つめる。
マツリカはキリヒトの行為で冷静になり、右手のつたない指話でキリヒトに
「傀儡師による催眠術による強い暗示で左手が一切動かない」と伝えた。
傀儡師は敵国の刺客だったのだ。
キリヒトはその傀儡師を捕らえようとするが、劇を見てた人々や祭りの群衆に阻まれ、逃してしまう。
左手が一切動かないことで手話が出来ないマツリカは、右手による指話でキリヒトを通じて話すことに。
敵国の策略により窮地に追い込まれたが、ついにマツリカは戦争回避策を思いつく。
第三国が麦の不作で苦しくなり戦端を開こうとしているのであれば、新たな耕地と穀倉を作り出す技術をすべて第三国に提供する。
その技術とは地下水道で見つけた水をくみ上げる機械を現代技術で発展させたものだった。
なおかつその技術をこちらが第三国に教えようとしても拒否られたら困るので、敵国が第三国に教えるようにする。
そうすれば共にWINWIN。という策だった。
<第4巻へつづく・・・>
- 感想投稿日 : 2016年7月28日
- 読了日 : 2016年7月29日
- 本棚登録日 : 2016年7月26日
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