タイトルからして面白いだろう、と思っていたらやはり面白かった。
下ネタなどくだらない話のオンパレードなんだけど、そこに3人(4人)の考察が入るので読み物として成り立っているというか。
全然別件だが以前読んだ中国の怪奇小説集なんかも、勧善懲悪じゃないというか、それでいいの?みたいなオチがあったりしたけど、それでいいんだな。
民話の方は更にそれよりも辻褄が合わなかったりするけれど、本の最後の方で『「話として面白けりゃそれでいいか」というあたりが素敵なところ』というくだりがいいな、と思った。
結局、どんな話であろうと、上手かろうと下手だろうと、おじいちゃんおばあちゃんが小さい孫たちを喜ばせようと語るのってもう最高の愛の塊じゃないか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月17日
- 読了日 : 2023年12月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月17日
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