誰かのことを大切に想って生きる人、自分のことを大切に生きる人、それぞれの生き方があって、重みがあって、二人でいるのってバランスが難しい。どんな関係でも、"こう在るべき"ではなく、自分が"こう在りたい"と思う形で生きる方に進めば、清々しく生きられるのかな。江國さんの小説の登場人物は、誰にどう思われるかなんてお構いなしに、ちょっと身勝手なんじゃないかと思うくらい自分の欲望に正直で真っ直ぐに生きているなと思う。真っ直ぐな故の強さとか危うさとか、脆さとかが人間らしくて、ずるくなくて、ちょっと羨ましくなる。
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- 感想投稿日 : 2022年6月12日
- 読了日 : 2022年6月12日
- 本棚登録日 : 2022年6月12日
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