SF小説をちゃんと読んだのって、記憶にある限り初めてかもしれない。
気が付けばタイトルだけは知っていた有名な作品で、奥付を見ると初版は昭和52年。本国でははもっと前に書かれているわけだけど、今読んでも面白い。
そこに驚いた。
SFってほとんど知らないんだけど、多分、現代に書かれたものならもっとリアルで楽しめる作品てあるんじゃないかとは思う。
でも、書かれて何十年たっても面白いのは、人間の本質がテーマの幹になっているからなんだろうな、と思う。
と、思ったら、訳者あとがきに
「人間とは何か?」という大きなテーマに取り組んだのがこの長編なのですが、
という一文がありました。
蛇足。
人間とすぐには見分けがつかないアンドロイドがいる時代に、主人公が読んでいる書類がカーボン複写のタイプされたもので、文字がぼやけてしまっている、と言うのが、ちょっとご愛嬌だと思ってしまいました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2012年8月17日
- 読了日 : 2012年8月17日
- 本棚登録日 : 2012年8月17日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/23