数多ある氏の著作の中でも比較的意地悪な池田晶子が書いていますw
印象的だった箇所がふたつ。
ひとつは哲学と宗教とについての論考。
出発点は恐らく同じであった根源的な謎への問いに対して、
氏は「私は意地でもそれは神だとは言わない」と語っているところ。
もうひとつは哲学というそれをひとに勧めないことを書いているところ。
哲学は自殺行為である、人間を廃業すると。
そんなものには下手に手を出さないほうがいいと説く。
一貫して「考える」が底流している、らしさの出ている作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学・思想
- 感想投稿日 : 2011年2月27日
- 読了日 : 2011年2月27日
- 本棚登録日 : 2011年2月27日
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