人間が成長していくプロセスを見るのは
感動するものです。
本日ご紹介する本は、
生まれつきの障害を持ち、
失敗と挫折を繰り返してきた著者が
メカニックの世界でNO.1を目指し
トヨタ自動車に入社。
整備技術を競う「トヨタ技能オリンピック」
で最年少23歳での優勝を果たしトヨタNO.1の座に
ついた実話を物語にした1冊。
ポイントは
「メンター」
物語の中で
著者は石田さんという先輩を
メンターとして成長していきます。
本書では、以下のような会話が出てきます。
■思ってることはもっと声に出していかなきゃダメだぞ。
人間には口があんだからよ。
■何かをしようと思ったら、机上や頭の中で考えているだけではダメだ。
まず行動すること。
■今までがダメなんだから、今までとは逆のことをすればいい。
■目先の仕事でラクしようとして、
お客様を満足させることができずに信用を失っていくんだ。
それでいいのか?
■1人の力は小さいもの。だから、目標を達成したいと思ったら、
なるべく多くの人を巻き込むことだな。
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当たり前のことを言っていますが、
物語の中では、すごく的を得た会話になっています。
自分に置き換えてみても
反省させられる言葉です。
適切な状況で、このような言葉をかけてくれる人を
見つけるのは大切なことです。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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自分がすることを、他人とか周囲から決めつけられたら面白くねえだろ
思ってることはもっと声に出していかなきゃダメだぞ。人間には口があんだからよ。
「捨てることで速く走れる」 車だけでなく、人間自身もそうかもしれない
「目先の仕事でラクしようとして、お客様を満足させることができずに信用を失っていくんだ。それでいいのか?」
お前の弱点なんてどうでもいい。そんなことよりも、自分の強みを活かすことを考えろ。
初期投資=長い目で見たら、結局は安上がりってことだよ
1人の力は小さいもの。だから、目標を達成したいと思ったら、なるべく多くの人を巻き込むことだな
手をぬいてしまうと、今やっていることの結果が、未来の苦労を生み出してしまっている
休日に出社して、以前から「やらなきゃ」とか「こうだったらいいのに」と思っていたことを一気にやってしまう。
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◆目次◆
フォーメーション・ラップ
第一章 550cc ―走り始めた「軽自動車」なボク
第二章 1000cc ―ブレーキが掛かった「ヴィッツ」なボク
第三章 1600cc ―峠を走り抜ける「レビン」なボク
第四章 2500cc ―加速を増した「スープラ」なボク
レース解説&あとがき ―その後、ボクはデルでもNo.1になった
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/f1661b11345e4fb6.png
- 感想投稿日 : 2012年8月30日
- 読了日 : 2012年8月30日
- 本棚登録日 : 2012年8月30日
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