死者は月に住むと言われる街で、
彼らが地上を去る間際に立ち寄ったり、
月へ移ってからも時々こっそり訪れたりして一服するという不思議なカフェの話。
コマ数が少なく、淡々としたモノローグで綴られた、
モノクロの絵本みたいなシックな短編連作マンガ。
大島弓子「ページワン」なぞ連想してみる。
儚げで美しく、ヒロインの語りも上品でかわいらしい。
川原作品って『前略・ミルクハウス』『Climb the mountain』
『ソルジャーボーイ』くらいしか知らなかったけど、
最近の作風って、こんな感じなのかぁ……と感心。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
《か》~《そ》
- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 読了日 : 2012年10月24日
- 本棚登録日 : 2012年10月25日
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