久しぶりの再読。
番外地というタイトルだけあって、脇役陣を視点にした話が中心。
まほろの裏社会を若くして牛耳る星くんの意外な生活や考え、小学五年生にして人生を達観した感のある由良が行天に出会うことによってもたらされた不運な一日、曽根田のばあちゃんの若き日のロマンス、横バス間引き運転摘発に執念を燃やす岡と振り回される便利屋を見つめる岡夫人。
いずれも彼らのドラマとしても良かったし、彼らから見る多田と行天も新鮮だった。
終盤は行天のセンシティブな部分がクローズアップされる。これが次の『狂奏曲』でどう展開するのか。そして多田の恋は?→こっちは個人的にはあまり興味なし。どちらかというと、多田と行天との絆の方が興味ある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サスペンス・ハードボイルド・探偵
- 感想投稿日 : 2017年9月8日
- 読了日 : 2017年9月8日
- 本棚登録日 : 2017年9月8日
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コメント 2件
さてさてさんのコメント
2020/06/07
fuku ※たまにレビューします さんのコメント
2020/06/07