「伊藤博文邸の怪事件」「黒龍荘の惨劇」に続く、月輪探偵シリーズ第三作。
今回は豪華客船内で次々と起こる事件に月輪と杉山が挑む。
豪華客船といっても限られたスペース、限られた人物たちの中で起こる事件なのでクローズドサークルものに近い。
狭い範囲なのに誰も犯人を見ていなかったり衆人環視のもとで毒殺されたり「いかにも」な事件が起こるところはワクワクさせられた。
しかしいくら明治時代とは言ってもこの絡繰りは少々無理がある気がする。
まあそれでも楽しめたので良しとするが。
最後は最終話のタイトル通り大団円。
月輪さんお幸せに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー・名探偵
- 感想投稿日 : 2015年10月15日
- 読了日 : 2015年10月15日
- 本棚登録日 : 2015年10月15日
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