主張を要約すれば「日本人は勉強してない。もっと勉強しないと、日本の将来は危うい」といったところか。具体的な勉強方法も述べていて、特にインスタントな勉強方法はないというところは首肯できる。ただしこの手の本同様に、タイトルは誤解を招く。インスタントな勉強方法はないといいながら『「超」勉強法』である。これではお手軽気楽な勉強方法しか連想されない。お手軽さを求める輩が手に取って、勉強の「ローマの道」の部分に気が付いてほしいと意味を込めてのキャッチコピーとしてのタイトル付けか、とも考えられる。いずれにせよ、日本人の勉強の底上げが望まれる。本書が出版されて、10年以上がたつが、ますます他国との差が広がりつつある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
情報整理・勉強法、文章術
- 感想投稿日 : 2022年11月3日
- 読了日 : 2022年11月3日
- 本棚登録日 : 2011年4月29日
みんなの感想をみる